受付リストのキャリアアドバイザーが答えます!未経験者のよくあるギモン Q&A①

受付リストのキャリアアドバイザーが答えます!未経験者のよくあるギモン Q&A①

就職・転職活動では、疑問点はしっかり解消して応募や面接に臨みたいもの。受付の求人に応募してみたい!と思っている方々から、実際に寄せられた質問をご紹介。受付リストのキャリアアドバイザーが回答します!


Q1. 受付の仕事ってどんなことをするの?

受付の求人を見ていると、仕事内容の箇所に、「事務処理」や「付随業務」などの記載があることも。

「お客様対応をしているところしか見る機会がないので、他にどういう仕事があるのか気になります」(20代・女性)という疑問もよく寄せられるようです。


「受付職というと企業の受付を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、業種は様々。クリニックやショールーム、ホテルのフロントやデパートのインフォメーションなど、色々な業種の受付求人があり、仕事の内容も多様です。


共通する業務としてはお客様対応がありますが、受付は他の部署にお取り次ぎをしたり、予約内容や場所をご案内したりと、お客様の目的の場所にバトンタッチする役割です。


そのご案内をスムーズにするために書類を作成・発行したり、予約情報を整理してシステムに入力したり、他の部署とこまめに情報共有したりと、直接お客様とコミュニケーションする以外のお仕事も多数あります。来社・来店の予約受付を任される場合には、電話やメールでのやり取りもします。


また、受付周辺の清掃や備品の管理を行うことも。訪れるお客様に良い印象を持っていただけるように、常に気を配ってお仕事をしています」


Q2.未経験でも大丈夫? 採用されやすいのはどんな人?


「受付職は、特別な資格がなくても、未経験からでもスタートしやすい職種です。働く企業や施設のことをよく理解しないと務まらない仕事なので、入社後の説明や研修も丁寧にしてもらえるケースが多く、順に仕事を覚えていけるので、安心してチャレンジしてみてください」


そんな受付職ですが、初めて応募するにあたっては、どんなスキルや経験がある人が採用されるのか?というのは気になるポイント。


「まず対人のお仕事なので、コミュニケーションをスムーズに進められることが求められます。サービス業の接客とは異なる点もありますが、初対面のお客様とお話しするのに慣れているという経験はアピールポイントになりますよ。


一方で、お客様からの伝言や要望を、他の担当者に正確にお取り次ぎするという事務的な能力が求められる仕事でもあります。他の人の役割を理解した上で、自分で勝手に判断せず確認する…というフローを、焦らずこなせるかどうかも重要視されます。事務職の経験や、社内で他の部署とやりとりをしていた経験なども評価されるでしょう。


また、丁寧な応対が大切な仕事なので、ビジネスマナーに触れたことのある人=社会人経験がある人を積極的に採用している企業もあります。事務処理に役立つPCスキルがあると歓迎されますし、海外の方が訪れる施設では語学力も加点ポイントに。


様々な経験が活かせる職種なので、ぜひ自分のこれまでの経験を具体的にアピールしてみてください」


Q3.受付の採用に年齢は関係ある?

1つの職場で長く働きたい、という人にとって、年を重ねても働ける環境かどうかは気になるもの。「受付職と聞くと、若い女性が多いイメージ。年齢上限はあるのでしょうか?」(30代・女性)


「具体的な年齢制限は設けていないところがほとんどです。実際に40代以上の方が活躍している企業や施設もたくさんありますよ。

病院やクリニック、商業施設のインフォメーションなど、シフト制・短時間でも働ける職場には子育て中の方や主婦の方も多くいらっしゃいます。同じ境遇の人が多い職場だと、何かお家の事情でお休みしないといけない時があっても周囲に協力してもらいやすく、お仕事も続けやすいのではないでしょうか。


一方で、例えば立ち仕事がメインになる職場や、若いお客様が多い施設の受付の場合は、年齢が若い方を積極的に採用しているケースもあります。

また、30代以上の応募になると、過去にどういったお仕事経験をしてきたのかがより重視されます。受付職未経験でチャレンジする場合は、これまでの経験やスキルを余すところなく伝えられるように準備しておきましょう」


Q4.「顔採用」ってあるの?

受付は企業の顔、ともよく言われますが、「『顔採用』的な、容姿が整っている人が受付に採用されるイメージがあります。履歴書の写真で合否が決まってしまうなんてことはあったりするのでしょうか」(20代・女性)という質問も寄せられました。


「容姿端麗であるかどうかは、採用には全く関係ありません。ただし受付は、企業や施設を訪れるお客様と最初に接する仕事。企業側も『この人はうちのお客様に好感を持っていただけるか?』『会社のブランドイメージに合うか?』という基準で選考を行います。


例えば企業や病院の受付に応募する際に、明るい髪色や派手なヘアメイクで臨んだ場合、それがいくらその人に似合っていても『会社や施設のイメージには合わない』と判断される可能性はあります。逆にヘアサロンの受付など、髪色やネイルが自由という職場の場合は、個性的な見た目が歓迎されることもあるでしょう。


いずれにせよお客様と相対する立場なので、清潔感のある服装や髪型かどうかは重視されます。しっかり身だしなみを整えて面接に臨みましょう」


<未経験者のよくあるギモン Q&A②に続く